うにっき

なにげなく気付いたことや、「聞いて聞いて」って思ったことを気軽に・好きな時に書きたいと思っています。

日本史(世界史もだけど)めちゃ苦手です。

私は本を読むのが好きです。

結構、いろんなジャンルの本を読みますが、手を出さないのは「歴史もの」なんです。

それは、早い話が「苦手」だから、なんです。

学生時代も赤点すれすれ…という…オハズカシイ 

どうしても、時代や人物がごっちゃになってわからなくなってしまうんです。

それで、興味がもてなくなり・近づかなくなる、という負の循環図式が出来あがります。あ~ぁぁ。

 

そんな私が検索していた人物があります。

直江兼続(なおえかねつぐ)です。

 

直江兼続は戦国時代から江戸時代前期の武将で上杉家の家老です。

直江兼続 - Wikipedia

(すみません、興味のある方は読んでください。やっぱり私は目がストライキを起こしています。)

 

ではどうしてこの直江兼続を検索したかというと、昨日読んでいた本に兼続の漢詩が引用されていたから、なんです。

勿論!(と、開き直って言うのは変ですが(笑))兼続の詩とは知らなかったの。

しかも、意味もわからなかった、という訳です。

その本は、宮部みゆき氏の「夢にも思わない」です。

この本は中学1年生が主人公なんですが、その主人公の友達が博識で、この詩を引用している場面があるんです。

それは、次の詩です。

 

春雁我に似たり 我雁に似たり  洛陽城裏花に背いて帰る

雁は春を待たずに北に飛び去って行くが、私も雁に似て花の咲く華やかな都に背を向けて私のあるべき故郷に帰っていく。政治的にも文化的にも中心の京の都を離れて忠義のために北陸の上杉家に帰って行く心境を詠んだものです。

直江兼続の漢詩です。 | 戦国武将の名言から学ぶビジネスマンの生き方

 

原文はこうなります。

春雁似吾吾似雁
洛陽城裏背花帰

前半の起承部分が消失しているそうですが、この転結部分だけでも兼続の人柄がしのばれる、とされています。

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兼続が本当にこういう意味をもってよんだ詩かどうかは私にはわかりません。

「背く」という漢字が違和感を覚えたからひっかかったのかも知れませんが、そうなると漢字の意味から調べなければならなくなっちゃうので・・・パスさせてもらって。(笑)

 

とまぁ、作中のたった1行のこの詩が(最後まで読んでやっと私は気付いたのですが)大いなるヒントになっている、という・・・(これまた私にとっては)手間のかかる本でした。(苦笑)

 

それにしても・・・登場人物とはいえ・・・おそるべし中学生!