うにっき

なにげなく気付いたことや、「聞いて聞いて」って思ったことを気軽に・好きな時に書きたいと思っています。

『竹』に関する…萩原朔太郎氏の詩からみる…勝手な考察。

麗しき(笑)女子高生の頃。
前にも書いたことがあるかもですが、私は萩原朔太郎氏の詩に傾倒した時期があります。

友達は梶井基次郎氏が好きで…檸檬を買って丸善に行き、本を積んで置く…という遊びまでも一緒にしていました。(笑)

…ここで笑われた方は経験者、でしょうか?(笑)



普通。
竹、というキーワードで何を思い浮かべはるのかな?

…前置きが長くなりましたが、私は萩原朔太郎氏の詩をダントツで(笑)思い浮かべます。


朔太郎氏は、竹について幾つかの詩を残しておられます。

竹は(笹もですが)まっすぐに伸びます。
根っこは、地下茎でシッカリと繋がっています。

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手書きの方がいいかと思って、メモを写真に撮りました。^ ^


他にも何編かあるのですが今回はこちらを。…読めますでしょうか。

光る地面に竹が生え、
青竹が生え、
地下には竹の根が生え、
根がしだいにほそらみ、
根の先より繊毛が生え、
かすかにけぶる繊毛が生え、
かすかにふるへ。

かたき地面に竹が生え、
地面にするどく竹が生え、
まっしぐらに竹が生え、
凍れる節節りんりんと、
青空のもとに竹が生え、
竹、竹、竹が生え。
「月に吠える」より。



ただ。
竹はまっすぐに伸びますが。
たわみにもメチャ強いですが。


竹にね。
例えば雪が降り積もります。

それでも竹は、たわみながらも柔軟性があるから雪を葉にためて…でもある時一気に!跳ね飛ばします。

その時に、周りの竹に積もった雪まで払ってくれるでしょう。


そんな竹でもね。
ガマンにガマンを重ねると折れてしまう事もあります。


でも。
根っこは繋がっているから、春になると新しい芽がまた生えるでしょう、まっすぐに。


多分。
…人の場合も同じで、竹よりも相当時間がかかることもありますが、新しい芽が出ることができたらその芽は前より強いかも。ね。


またそんな時は。
自分から少しでも動けば、いろんな手で・いろんな方に助けてもらえるのが「人」なのかも。


ほら。
先には光がいっぱい


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