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うにっき

なにげなく気付いたことや、「聞いて聞いて」って思ったことを気軽に・好きな時に書きたいと思っています。

vol.2

『のらたゆとのんたゆ』

あるところに。
1匹のカタツムリ🐌がいました。
名前は〈のんたゆ🐌〉と言います。

そこは、時折優しい霧雨が降り暖かくて。
そんな中でもやっぱり紫陽花の葉の上は一等居心地が良くって落ち着きます。

のんたゆ🐌はのんびりのんびり毎日を過ごしていました。

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ある時。
迷子になったのか、1匹のネコ😽が〈紫陽花の原〉にやってきました。

よく見ると霧雨に濡れた体を震わせています。

『ネコさん、ネコさん。
ほら、こっちの大きな紫陽花の木の下は雨かかからないから入りにおいでよ』

のんたゆ🐌は思い切って声を掛けました。

え?どうして「思い切って」なのかって?

のんたゆ🐌はネコと話すのが初めてだったからです。


ネコはホッとした表情を浮かべ

『ありがとう、カタツムリさん。入らせてもらうね。
もう体が雨で冷えて困ってたんだ。

ぼくの名前は〈のらたゆ😽〉
よろしくナ。』

のんたゆ🐌は見かけよりずっと優しいのらたゆ😽に嬉しくなりました。

『のらたゆ😽、よろしくね。私はのんたゆ🐌。
ねぇねぇ、どこから来たの?
私はずっとこの〈紫陽花の原〉に居るから、外の様子がわからないの。
体が暖まる間でいいから、お話し聞かせて。』


のらたゆ😽は、今まで経験したことを楽しく話し、
のんたゆ🐌はその話しを嬉しそうに聞き入りました。

二人はすぐにとっても仲良しになりました。

やっと体が暖まった時にのらたゆ😽は照れながらこう言いました。

『のんたゆ🐌
…ぼく、このままここに居ていいかい?のんたゆ🐌の出来ないことも出来るし…なにより…一緒に居ると楽しいんだ。』


『もちろんよ、のらたゆ😽
あぁ、とっても嬉しいわ。私は何も出来ないけれど…。
そうだ、危険が近付くとわかるので教えてあげられるわ。
あと。
いつもここに居るから、のらたゆ😽が出掛けても、帰りたくなったら安心して帰って来てね。』


のんたゆ🐌とのらたゆ😽は信頼し合い、それからもずっとずっと仲良しでした。